(1) 循環式及び撹拌式膜乳化装置でW/Oエマルションを調製すると乳化調製中に粒子が物理的な剪断を受けて細かくなりやすい.特に,連続相の粘度が大きい場合に細かくなりやすかった. (2) 乳化容器を回転させる改造型小型膜乳化装置を使用することによって生成粒子が勇断を受けにくくすることができ,W/Oエマルションの調製でも単分散エマルションが得られるようになった. (3) 乳化容器回転速度(R)を250~550min-1で変えると平均分散粒子径(Dp)は単分散を保ちつつ変化し,Rを大きくするとDpは小さくなった. (4) この乳化装置を使用することにより高分散相濃度単分散エマルションの調製が長時間でも可能であった.