アントシアニン系色素を含む「アヤムラサキ」を原材料にして紫甘しょジュースを試作し,四塩化炭素で引き起こされるラットの肝障害に対する軽減効果を調べた.四塩化炭素処置前に紫甘しょジュースをあらかじめ5日間前飲用させることにより,血清中のGOT,GPT,LDH,TBA反応物質,および肝臓中のTBA反応物質,酸化蛋白レベルが低下し,肝障害軽減効果が確認された.