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  • 标题:不溶性カルシウムおよび不溶性マグネシウムの可溶化に及ぼす食酢の影響
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  • 作者:深谷 正裕 ; 高須 綾子 ; 山田 恵美子
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:1998
  • 卷号:45
  • 期号:11
  • 页码:655-662
  • DOI:10.3136/nskkk.45.655
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    不溶性Ca及びMgの可溶化に及ぼす食酢の種類の影響を明らかにするために,サンゴ粉と牛骨粉を用いて検討した. (1) Ca可溶化率は穀物酢,ブドウ酢およびリンゴ酢で高く,米酢や玄米酢で低かった. (2) Mg可溶化率は米酢,ブドウ酢およびリンゴ酢で高く,穀物酢や玄米酢で低かった. (3) 各食酢のCaおよびMg可溶化率と食酢のpHお662日本食品科学工学会誌 第45巻 第11号 1998年11月(8)よび酸度との相関関係を検討したところ,Ca可溶化率は食酢のpHと有意な負の相関があった.しかしMg可溶化率はいずれとも相関が見られず,Caとは可溶化の挙動が違うことが示唆された. (4) 穀物酢と酸度とpHが同一の酢酸溶液のCa及びMg可溶化率は,穀物酢とほぼ同じだったことから,穀物酢の可溶化を決める主要因はpHと推定された. (5) 米酢及び玄米酢では,酸濃度およびpHを同一とした酢酸溶液のCa可溶化率は米酢や玄米酢より顕著に高く,酸度やpH以外の因子の影響を受けていることが示唆されたが,Mg可溶化率も同様であった.玄米酢ではPがCaやMgの可溶化率を低下させている要因であることが示唆された. (6) リンゴ酢及びブドウ酢のCaおよびMg可溶化率は,酸度とpHを同一にした酢酸溶液の可溶化率と近く,可溶化率を決めている主要因はpHであることが示唆された. 以上の結果から,CaやMgの可溶化率は食酢のpHと関係するが,酢酸以外の成分の影響も受けるため,食酢を使用して食品中の不溶性CaやMgを可溶化させる場合には,食酢の種類による違いも考慮して,適切な食酢を使用する必要があることが示唆された.

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