主に九州南部で生産されている黒酢には,赤血球,白血球の流動性を向上させる生理作用があることがこれまでに明らかとなっていたが,その活性の本体は不明であった.本研究では,血液流動性測定装置を用い,白血球の流動性を向上させる物質を黒酢より分離,精製した.その結果,活性の本体はヒスタミンと同定された.