(1) 元素分析装置の燃焼時間は,90秒で頭打ちとなり,120秒の燃焼で十分であった. (2) 米粉20mgで燃焼法の繰り返し精度を検討したところ,変動係数は3.6%であった. (3) CPが6.16∼13.04%の米粉14検体を試料として,燃焼法とケルダール分解法について回帰分析を行ったところ,回帰直線は 燃焼法CP=0.994×ケルダール法CP+0.068となり,5%の危険率で両者に差は認められなかった. (4) 秋田県産あきたこまち市販精米品20粒のCP量を1粒ずつ測定したところ,平均値は6.66%,測定範囲は5.26∼8.31%,変動係数は12.9%であった.また,同一試料を均一に粉砕してケルダール分解法で測定したところ,平均CP量は6.55%であった.