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  • 标题:速醸法によるイシル(魚醤油)の調製とその醸造過程における成分の消長
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  • 作者:道畠 俊英 ; 佐渡 康夫 ; 矢野 俊博
  • 期刊名称:日本食品科学工学会誌
  • 印刷版ISSN:1341-027X
  • 电子版ISSN:1881-6681
  • 出版年度:2000
  • 卷号:47
  • 期号:5
  • 页码:369-377
  • DOI:10.3136/nskkk.47.369
  • 出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
  • 摘要:

    イカおよびイワシイシルの加温(30∼50°C)による速醸法での試醸を行い,試醸期間におけるアミノ酸などの成分の消長について検討し,以下の結果を得た. (1) 加温による速醸法では,イカイシルでは温度の上昇にともない各成分の生成速度が増加し,イワシイシルでは40°Cで最大となった. (2) 全窒素は,イカイシル(50°C)は10日,イワシイシル(40°C)では38日でそれぞれ市販品と同等の値となり,その後は平衡状態となった. (3) pHは速醸温度による大きな差は見られず,イカイシルは経時的に5.6から4.7へと低下したのに対し,イワシイシルは5.8から5.3とあまり変化しなかった. (4) 遊離アミノ酸は,イカイシル(50°C)は24日,イワシイシル(40°C)では38日で平衡状態となり,アミノ酸組成も市販品と同様なパターンが得られた. (5) 分子量5000以下のオリゴペプチドはイカイシル,イワシイシルいずれの場合も,グルタミン酸,グリシン,アスパラギン酸,プロリンなどが主要構成成分であり,イワシイシルがオリゴペプチドを多く含んでいた. (6) 有機酸はイカイシル,イワシイシルいずれの場合も乳酸,ピログルタミン酸が大部分を占め,速醸温度による影響はなく,また経時的変動も少なかった. 以上のことから,イシルの速醸法では,イカイシルは50°Cで24日,イワシイシルは40°Cで38日と通常の製法よりも非常に短期間で調製することができ,その成分も市販品とほぼ同程度であった.

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