酸素電極法による細菌検出法を食品検査に応用した. (1) 従来48時間を要した一般細菌数検査を迅速に行うことが可能であった.105[cfu/g]の場合,6時間で菌数を推定できた. (2) 105[cfu/g]以上の偽陰性が観察されず,実用性が確認された. (3) 菌数の多いものほど早く結果が出るという特性は,食品微生物検査に適していた. (4) 以上の特徴から,本法は食品衛生の向上を目的とする食品細菌検査法として有用であると考える.