EPSの処理量を増やしていくと,反応フラスコ内の気相と液相の温度差は広がる傾向が見られ,大規模な処理量の下では反応温度の制御と共に,反応系内に残存する酸素の除去が重要であることが分かった.また,処理量の増大に伴い,EPSに対するMSDの最適な添加モル比は下がる傾向を示した.しかし,MSDの絶対重量は変わらず,EPSの処理量を増やしても,一定量が系内に存在すれば,熱分解を通してEPSの分子量を同程度にまで下げることができた.