アミラーゼを失活させる硫酸銅水溶液と蒸留水を用いて,粳米品種のアミログラム特性を比較した.その結果,70°Cから80°Cまでの水温では両者の粘度差は小さかったが,最高粘度の粘度差は大きかった.また,最高粘度の粘度差とテクスチュログラム特性でのバランス度(-H/H)との間に正の相関関係が認められ,最高粘度の粘度差とアミロース含有率およびアミラーゼ活性との間にそれぞれ負,正の相関関係が認められた.