(1) 油および食品から抽出した油のCL法による発光積分値は,PVとの間で良い相関を示した. (2) 油を抽出せず,食品を細切してアセトン中に5分間浸漬した上澄をCL法で測定しても,PV値との相関性はほとんど変化しなかった. (3) 一度も本法を適用したことの無い実試料の評価は困難であるが,工場における同一製品の品質管理や,流通過程において食品の品質を連続的に監視するには本改良CL法は有用である.