出版社:Japanese Society for Food Science and Technology
摘要:
RJタンパク質を各種プロテアーゼによって分解した.これらのRJ分解物について,ACE阻害活性を測定したところ,プロテアーゼN処理で得られたRJ分解物がIC50=0.25mg/m l と最も高いACE阻害活性を示した.このRJ分解物を,ペプシン,トリプシン,キモトリプシンで再度処理したところ,処理前後でACE阻害活性は殆ど変化がないことが明らかになった.従って,プロテァーゼN処理で得られるRJ分解物に含まれるACE阻害活性は,消化管プロテアーゼに耐性を持つことが推定された.