レモン,オレンジ,グレープフルーツのカンキツ果皮を Aspergillus 属3菌種( A.awamori,A.niger,A.usamii mut.shirousamii )で発酵することにより,DPPHラジカル捕捉活性の上昇が認められた.また,カンキツ果皮中のフラボノイド配糖体のhesperidinやnaringinからそれらのアグリコンやヒドロキシフラボノイドが生成され,特にヒドロキシフラボノイドが果皮発酵物の抗酸化性の上昇に寄与していることが示唆された.