平成14年度産の色素米8品種のミネラルを,同一栽培地で栽培されたコシヒカリとの相対値で比較した.リンとカリウムのように植物の所要量が高いミネラルでは品種間差異が小さく,亜鉛のように所要量が小さいものでは大きくなる傾向を示した.この同一栽培地で栽培された特定品種との相対比較法は,産地間差異を少なくする可能性があり有効と考えられる.