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文章基本信息

  • 标题:交友関係が行動の相互評価に及ぼず影響
  • 作者:塩田 芳久
  • 期刊名称:教育心理学研究
  • 印刷版ISSN:0021-5015
  • 电子版ISSN:2186-3075
  • 出版年度:1955
  • 卷号:3
  • 期号:1
  • 页码:30-38,4
  • 出版社:The Japanese Association of Educational Psychology
  • 摘要:

    相互評価の判断に対する交友関係の影響を明らかにするために, 小学校の2年から申学校の3年までの児童・生徒約800名についてなされた前後2回にわたるソシオメトリーとゲスフウ・テストの結果を,(1) ゲスフウ・テストの選択人数 (2) ソシオメトリーとゲスフウ・テストの選択の一致・不一致 (3) ソシオメトリーとゲスフウ・テストの得点の相関 (4) ソシオメトリーとゲスフウ・テストの選択の安定度, という四つの点から分析してきたが, いまこれらの結果を要約するとともに, 今後に残されたいくつかの問題について述べよう。 (1) ゲスフウ・テストにおけるポジティブの選択人数はネガティブのそれに比べていつそう多い。これは, ポジティブの選択は快であり, ネガティブのそれは不快であつて, 快は求められ不快に避けられるとするジヨルダンの仮説を支持する。しかしながち, 評価事態を反復することによつてこのような傾向は認められなくなるようであるが, この点については今後の研究が必要である。 (2) ポジティブな関係にある仲間をポジティブに評価し, ネガティブな関係にある仲間をネガティブに評価するという傾向はけん著に認められるが, ポジティブな関係にある仲間をネガティブに, ネガティブな関係にある仲間をポジティブに評価するという傾向はほとんど認められない。前者は均衡事態を示し, 後者は非均衡事態を示すものであるから, 均衡事態を示す選択は求められ, 反対に非均衡事態を示すそれは避けられる傾向があるといえる。これは, ハイダーの理論とよく合致する結果であつて, 相互評価に対する交友関係の影響の方向を示すものである。すなわち, 相互評価における判断の方向を決定する有力な条件として交友関係をあげることができ, それは均衡事態を求め, 非均衡事態を避けるという方向のものであるといえる。 さらに, ジヨルダンの仮説にしたがつて, 選択に伴なう快・不快の要因の影響を検討した結果は, 均衡事態においてはポジティブの選択がいつそうポテントであることを認めたが, 非均衡事態においてはその影響を認めることができなかつた。これは, 非均衡事態の出現頻数がきわめて少数であることにもよると考えられるが, なお検討を要する問題であろう。 (3) 以上のような相互評価に対する交友関係の影響の度合いは学年によつて多少とも異つている。すなわち, 5年を頂点として4~6年においてその影響度はもつとも著しく, 3年から2年, 7年から9年と学年が上下するにしたがつてその影響度は次第に減少する。 これを選択の安定度の調査結果とあわせ考えると, 2 ・3年において影響度が減少しているのは選択そのものの安定度が低いことと対応するものとして, 2・3年の児童にはいまだこの種の評価のやや困難であることを示すように思われる。また, 7~9年における影響度の減少は, いつそう客観的な評価が可能になることを示すものではないかと考えられるが, この点についてもなお詳細な検討を必要とするであろう。 (4) 相互評価に対する交友関係の影響度は, 評価項目の性質によつても異る。すなわち, 個人的項目よりも社会的項目においてその影響度はいつそう著しい。これは, 社会的項目の評価が個人的項目のそれに比較していつそう容易であることによるものと考えられる。 (5) ソシオメトリーとゲスフウ・テストの被選択数を得点として, 両者の相関値を調べた結果についても,(2) から (4) までに述べたところとまつたく同様で, 両者の得点の間にはかなり高い積極的な相関を認め, また, 学年では4~6年の値がもつとも高く, 項目別では社会的項目のそれがいつそう高い。

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