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  • 标题:宗教的情操の因子分析的研究
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  • 作者:安藤 延男
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1961
  • 卷号:3
  • 期号:2
  • 页码:54-63
  • DOI:10.11558/jjesp1960.3.54
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    宗教的情操の因子構造を明らかにするため本研究を行った。まず, 39項目より成るリッカート方式の宗教的情操尺度 (原案) を作製し, 福岡女学院高等学校3年生184名 (全員) を被験者として昭和37年11月下旬に実施した。得られた資料に基ずき, 項目の上位・下位分析を行い, 34個の項目が弁別力あるものとして選別された。次いで, これら34項目間の積率相関係数561個の相関行列にもとずき, 完全セントロイド法によって因子分析を行い, 4個のセントロイド因子を抽出し, さらに軸の直交回転を実施した。 因子の解釈は次の如くである。第1因子は神秘的, 超越的な存在としての神と, 神の愛と救いに対する信頼をあらわし, その神概念の特質に, 新約的なもののあることが考察された。Ottoのfascinansの語に従いf因子とよぶことにした。第2因子は, 神の裁き, 神の畏れ, 罪の意識をあらわし, かつ信仰による救いへの確信に関するもので, その神概念の特質には, 旧約的なもののあることが考察された。Ottoのmajestasの語に従いm因子とよぶことにした。 第3因子は, 神への絶対服従, 神中心の態度を表わす因子と解釈された。SchleiermacherのAbhaengigkeitsgefuehlの語に従って, α因子とよぶことにした。 第4因子は, 信仰による心の平安と充足感の因子であると解釈された。ギリシャ語のeirênêに従い, e因子とよぶことにした。 以上のほか, 尺度の妥当性の検討, および若千の考察が付加された。 なお, 本研究の延長として, 宗教的情操尺度の標準化に関する報告が準備されつつあることを付記しておきたい。

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