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  • 标题:宗教的情操尺度の標準化 主として基督教的立場から
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  • 作者:安藤 延男
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1962
  • 卷号:4
  • 期号:2
  • 页码:143-155
  • DOI:10.11558/jjesp1960.4.143
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    本稿は, 特定宗教の価値体系が個人に内面化されることによって形成される信仰的構えを宗教的情操と定義し, それに関する測定尺度の標準化につき報告しようとするものである. (1) まず宗教的情操尺度は, 先の研究 (2, 4) によって得られた4因子にもとづく4個の下位尺度からなり, それぞれ「神の愛への絶対的信頼」 (F尺度), 「神の義と審きに対する畏れの感情」 (M尺度), 「神への絶対依属感情」 (A尺度), 「信仰による平安」 (E尺度) とよばれるものである. 各下位尺度は, 主として因子負荷量に準拠して選定され, 9ないし8項目を有し, それぞれ5段階の回答肢を付し, 基督教の信仰内容に近いものから順に5から1までの整数値が与えられ, 下位尺度粗点は項目得点の加算によってえられる (Table 1). 総合点は, 各下位尺度粗点の合計で示される. (2) 標準化の母集団は, 基督教主義の中学校・高等学校とし, それらを代表する標本学校を選定し, 本尺度を実施した. 標本の大きさは, 中学校1206名, 高等学校1491名である (Table 2). (3) 標準化は, 中学校と高等学校でそれぞれ別個に行われた. 下位尺度・総合点ともに, 粗点の分布状態はほぼ正規型を示し, 得点範囲も6標準偏差以上にわたっており, 満足すべき弁別力を有する. 尺度粗点は, 5段階点と偏差値 (公式1にによる) に変換して診断・評価に用いることができる (Table5, Table 6). (4) 下位尺度相互間の相関係数のマトリックスから, 二次因子の抽出を行い, 尺度の因子的妥当性を吟味した (Table 7). 基督教主義学校と非基督教主義学校の比較では, 中学校・高等学校のいずれにおいても, 基督教主義学校の方が高い値を示した (Table 8). さらに, 同じ基督教主義学校内においても, 基督教入信者群が未信者群より, 一般に高得点を示す傾向が見出された (Table 9). なお松宮 (6) による基督教への態度尺度 (Thurstone法による) 得点との相関をみると, 下位尺度はいずれもr=. 4程度の値がみとめられた. これは, 宗教的情操尺度が, 「基督教への態度」とは必らずしも同一でない, 他の次元を測定するものであることを示唆するものと考察された (Table 10). (6) 本尺度の信頼性を検討するため, 7カ月の間隔をおいて同一尺度を実施しその相関係数 (再検査信頼度係数) を求めたところ, 総合点ではr=. 831できわめて高く, 下位尺度でも,. 598≦r≦. 654というかなり満足すべき値がえられた (Table 11). (7) 標本, ならびに下位尺度の相互独立性に関する若干の考察が行なわれた.

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