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- 标题:青少年の栄養と発育に関する研究
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- 作者:吉村 寿人 ; 山岡 誠一 ; 宇佐美 駿一 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1957
- 卷号:10
- 期号:3
- 页码:107-114
- DOI:10.4327/jsnfs1949.10.107
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:寮生活を営む大学生及び中学生に寮食の他に1日の消費熱量を補つてなお10~20%の過剰摂取となるように補食を夫々の寮食に付加した。この場合蛋白としては全試験期の平均として主として動物性蛋白量を大学生には13~23g/日/人を中学生には17g/日/人を夫々対照よりも過剰に付加した事になる。別に補食しない学徒を対照として栄養試験を行つた。その結果を要約すると次の如くである。 1) 身体計測の結果, 給食学徒の発育は体重, 胸囲等の幅育において対照より優れていたが, 長育及び筋力では両者の発育に有意の差は見られなかつた。又血液性状においても, 給食組と対照, 或いは給食末期との間に有意の差は認められなかつた。 2) 摂取熱量から消化吸収による損失として10%控除した吸収熱量と消費熱量との差, 即ち熱量出納と体重の増減量との関係からすれば1日100Calの過剰熱量摂取に対して中学生は10g. 大学生は13gの体重の増加が起る計算になる。但しこの場合の中学生と大学生の熱量過剰摂取に対する体重増加量の差は有意でなかつた。又体重増加のうちの有形成分を40%と見積り, これが全部蛋白に該当すると考えると, 体成分の蓄積効率は23% (中学生), 29% (大学生) となり, 有形成分を20%と見積ると蓄積効率はそれぞれ11%, 15%となつた。 3) 窒素出納の成績から蛋白の蓄積量は, 大学生では体重増加量の23~34%に当り, 動物の軟部組織の蛋白保有量にほぼ一致していた。しかし中学生のそれは9~19%であつて, 大学生より低い率であつた。中学生が大学生より蓄積効率や蓄積率の悪いのは, この実験において中学生に脂肪の蓄積があつたのではないかと思われる。