文章基本信息
- 标题:糖類加工食品中の総ビタミンCの2, 4-Dinitrophenylhydrazineによる定量法について
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- 作者:松下 竹次郎 ; 酒井 達郎 ; 音羽 鈴子 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1960
- 卷号:13
- 期号:3
- 页码:163-169
- DOI:10.4327/jsnfs1949.13.163
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:(1) 糖類加工食品中には, 糖類量加熱により生ずる非Cオサゾン生成物質が約4物質含まれ, これらがDNP法による総Cの定量を不確実にすることがわかった。 (2) 非Cオサゾン生成物質はDNPと直ちに反応し, DAAと同様に黄橙色のオサゾンを生成する。またこれらのオサゾンは一般糖類オサゾンと異なり, DAAオサゾンのように硫酸に比較的安定であり, このために総C定量に著しく影響を及ぼすことがわかった。 (3) 0 ℃においてDAAはDNPと全く反応しないが非Cオサゾン生成物質は定量的に反応し, 37℃反応E1-E0/0℃反応E2-E0≒1.6±0.1なることを確かめた。 (4) 試料を37℃でDNPと反応させて得た値 (総C量+非Cオサゾン生成物質量) から, 0℃で反応させて得た値に1.6を乗じた値 (非Cオサゾン生成物質量) を減じ, Cの真値を求め得るRoeと改良法を試みた。 (5) 本改良法で糖類加工食品中の総Cを定量し, 常に真値に近い定量値を得た。 (6) 次に試料の範囲を拡め植物組織及びその加工食品の定量を行ない本改良法を適用し得ることを確かめた。 実験に当りご指導を頂きました日本女子大岩崎康男教授, 宇都宮大和田光徳教授, ご助言を頂きましたお茶の水女子大稲垣長典教授, 研究に便宜を与えられました栄太楼食品工業株式会社工場長細田恕夫氏ならびに助力を頂いた当研究室江島信昭氏に厚くお礼申上げます。