文章基本信息
- 标题:日本人の人乳に関する研究 (第4報)
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- 作者:斎藤 健輔 ; 古市 栄一 ; 野口 洋介 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1962
- 卷号:15
- 期号:5
- 页码:408-415
- DOI:10.4327/jsnfs1949.15.408
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:札幌, 東京および大阪で採取した季節別, 泌乳期別と地区別の混合乳について, ピタミン含有量を調べ, あわせてビタミン投与実験を行なった。 1. 季節別にはカロチノイドとCが冬に高く, AとB 1 は有意差がなかった。 2. 泌乳期別には出産後1カ月~7カ月間では大きな変化はみられなかったがAは後期になるにしたがって減少する傾向にあった。 3. 地区別にはAとCで東京がもっとも高かった。また山手と下町地区の比較でも山手地区が高く, 一般に人乳中のピタミン組成は母親の食事構成の影響が大きいと考えられた。 4. ビタミンAと脂質およびカロチノイドとの間は正の相関関係にあった。 5. 人乳中のカロチノイドは複雑であり, 特にluteinとlycopeneが牛乳に比較して相対的に高い値を示した。 6. 授乳婦中, 約20%の母親がビタミン剤を服用し, 服用者群のB1は全平均値の約2倍の20μgを示した。 7. A, カロチンとCの投与実験ではAとCはそれぞれ1.4倍と1.5倍まで増量したがカロチンは明らかな傾向を示さなかった。しかし人乳への移行率はいずれも5%以下であった。 8. 総平均値はA: 152I. U, カロチノイド: 20.9μg, B, 9.4μg, B2: 36μgとC: 6.6mgで欧米人と比較するとC以外はいずれも少なかった。