文章基本信息
- 标题:牛乳の抗体蛋白質に関する研究 (1)
- 本地全文:下载
- 作者:仁木 達 ; 祐川 金次郎
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1964
- 卷号:17
- 期号:6
- 页码:434-440
- DOI:10.4327/jsnfs1949.17.434
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:分娩前1~1.5カ月の乳牛に対して, 百日せきジフテリヤ混合ワクチンを注入し, 乳汁中の抗体産生を経時的に測定した。 1. 抗原の注入は6~7日間隔, 1回40ml (百日せき菌24 billion/ml) を乳頭から3~7回, 総菌数2,880~6,720 billionを注入した。 2. 免疫牛および非免疫牛からの初乳および常乳の蛋白質組成上の差異は認められない。免疫牛および非免疫牛の蛋白質含量および組成上の若干の差異は, 乳牛の個体差によるものである。 3. 免疫牛からの乳汁ホエー部分の百日せき菌に対する抗体価は, 分娩後10日ぐらいまでは, ホエー窒素量2~3γで凝集が認められる。以後泌乳期の進行にともなって抗体価は減少したが, 160日後には25γで反応を示した。一方非免疫初乳では, ホエー窒素200γで凝集を示したが常乳では3,000γでも反応が認められない。したがって抗原注入による抗体価は初乳において約40,000倍, 160日後で約300倍に上昇した。 4. 硫酸アンモニウム1.62M分画, すなわち電気泳動的にγ-グロブリンと考えられる区分に凝集素が存在し, 免疫乳では窒素1.5γ, 非免疫初乳および常乳からのγ-グロブリン区分では50γで凝集を示した。 5. ジフテリヤ抗原に対する抗体は, 免疫量が少なかったので検出できなかった。