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  • 标题:牛乳の抗体蛋白質に関する研究 (3)
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  • 作者:仁木 達 ; 祐川 金次郎 ; 繁田 晴美
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1965
  • 卷号:18
  • 期号:2
  • 页码:85-89
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.18.85
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:百日せきワクチンを総菌数1,580 billion, 分娩前の乳牛に対して皮下および筋肉注射し, そのときの乳汁, 血清, 分娩直後の仔牛血清ならびに初乳摂取後の仔牛血清の抗体価, さらに分娩2カ月後の仔牛を免疫常乳で飼育した場合の血中抗体価の変動について, 百日せき菌に対する凝集能, 血清の電気泳動的変化を測定し, 次のような結果を得た。 1. 分娩約1カ月前の妊娠牛に対して, 百日せきワクチンを皮下および筋肉注射した。初回は百日せき菌100billionとし, 漸次増量して3日間隔に10回, 総菌数1,580 billionを免疫した。 2. 免疫前の血清は, 百日せき菌10 billionに対して血清2倍希釈, 免疫後は2,560倍希釈で凝集反応が認められた。一方非免疫牛では4倍であった。 3. 免疫牛および非免疫牛の初乳では, 百日せき菌に対して, ホエー窒素1.7γおよび30γで凝集を示したが非免疫牛からの乳汁では, 経時的に凝集価の減少を示し搾乳3日以降では1,000γでも反応が認められない。一方, 免疫牛では1週間後も1.7γで凝集を示した。 4. 免疫牛に対しては, 分娩後も免疫を継続し, 20回総菌数7,765 billion注射したが, 血中および乳汁中の抗体価は, 免疫量に比例することなく漸減した。 5. 分娩直後の仔牛血清は, いずれも凝集反応陰性, あるいはわずかに陽性を示したが, 初乳摂取によって, 非免疫牛からのものでは, 血清1~2倍希釈で反応が認められた。一方, 免疫牛の仔牛では, 初乳摂取後速かに血中抗体が上昇し, 約4,000倍となった。 6. 以上のことから, 仔牛の場合における凝集素免疫抗体は, 初乳摂取後はじめて血中に現われるもので, 親牛血中に相当強度の免疫抗体が存在しても胎内では仔牛血中に移行しないことが認められた。しかし, 体液, 組織抗体の確認およびその他の抗体についての問題は検討中である。 7. 分娩後2カ月の仔牛に免疫常乳を摂取させた場合では, 血中抗体が約60倍となった。 8. 血清の電気泳動では, 分娩直後の仔牛血清にはγ-グロブリン区分が認められなく, 初乳摂取後にはじめてγ-グロブリンが現われる。とくに免疫初乳飲用後の仔牛血中γ-グロブリンは約50%で, 非免疫初乳飲用後の仔牛のそれに比較して著しく高い。なお免疫牛の血中γ-グロブリンも非免疫牛のそれに比べて高かった。
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