文章基本信息
- 标题:腸内細菌によるこんにゃくマンナンの代謝機構に関する研究 (第4報)
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- 作者:印南 敏 ; 長谷川 忠男 ; 鈴木 隆雄 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1965
- 卷号:18
- 期号:6
- 页码:421-425
- DOI:10.4327/jsnfs1949.18.421
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:こんにゃくマンナン分解細菌の一種である A. mannanolyticus がクエン酸を唯一の炭素源とした場合でも, TCAサイクルの各メンバーを代謝し得る能力があるかどうかを検討したところ, クエン酸を唯一の炭素源として生育したA. mannanolyticusの無細胞抽出液にアコニターゼ, イソクエン酸脱水素酵素, α-ケトグルタル酸脱炭酸酵素, コハク酸酸化酵素, フマラーゼ, リンゴ酸酵素, リンゴ酸脱水素酵素, オキザロ酢酸脱炭酸酵素, 縮合酵素などのTCAサイクル中の諸酵素活性の存在することを認めた。 また, クエン酸を唯一の炭素源として生育した A. mannanolyticus にはグリオキシル酸サイクルの各酵素が誘導的に生成される。すなわち, グリオキシル酸サイクルが存在するものと推定した。 これらの結果から, A. mannanolyticus による人体腸内におけるこんにゃくマンナンの代謝機構について考察を加え, こんにゃくマンナンが本菌の分泌するマンナーゼにより, グルコースとマンノースに分解されたのち, その一部は解糖経路を経てTCAサイクルに入り代謝されるものと推定した。