文章基本信息
- 标题:空氣庭理法により脱臭した魚油の食用的價値
- 本地全文:下载
- 作者:佐々木 林治郎 ; 大武 由之 ; 宮崎 基嘉 等
- 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
- 印刷版ISSN:0287-3516
- 电子版ISSN:1883-2849
- 出版年度:1950
- 卷号:3
- 期号:4-5
- 页码:139-144
- DOI:10.4327/jsnfs1949.3.139
- 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
- 摘要:かれい油を加熱しながら空氣を通して一部に酸化及重合を起さしめたものの食用價値を檢討するために人工消化試験及動物榮養試驗を行つた。 かれい油は空氣處理により比重, 屈折率, 酸化酸及鹸化價を増し沃素價及脂肪酸多臭化物が減少し且つ酸化酸を除いた脂肪酸の中和價が減少する。 空氣處理時間の短いかれい油は無處理かれい油と比較してパンクレアチンによる消化試驗では消化率に明かな差が認められないが, 處理時間が長くなると消化率が下つて來る。 かれ油いの高度不飽和脂肪酸の部はパンクレアチンによつて消化され難く, 飽和酸は不飽却酸よりも消化され易い。且つ低級脂肪酸は高級脂肪酸よりも消化され易い。しかし酸化酸は消化に影響を與えるとは思われない。また空氣處理により不飽和酸が重合すれば消化されがたくなる。ゆえに過度に空氣處理した油の消化率は低下するものと思われる。 動物試驗の結果は, 空氣處理油を基本食に配合して與えた所, 白鼠の體重や外見上の榮養状態については勿論油の消化率から見ても白鼠の榮養に利用されることは確かである。 重合脂肪酸及酸化酸が消化吸收され熱源に利用されるかどうかはこの實驗では確かではないが, 脱臭に必要とする程度の空氣處理を施した油は食用として價値があると認めてよいと思う