ルミフラピン螢光法によつて諸種の製茶のビタミンB2含量を測定した。今回の測定では浸出法, 回收率, 螢光の純度等について充分留意し, 特に浸出法は既報小変粉中のビタミンB2含量測定の場合に準じて研究を行い適當な方法を定めることが出來たので報告する。 この方法によるビタミンB2測定値は緑茶は平均100g中1200γ内外, 紅茶は600γで, これは從來の文献に記載されているビタミンB2含量より遙かに高い。かく数値の相異した原因も解明し得たのでその結果もあわせて記載する。