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  • 标题:成人に於ける各種食品中のカルシウムの利用並にカルシウム所要量に關する研究
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  • 作者:兼松 重幸
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1953
  • 卷号:6
  • 期号:3
  • 页码:135-147
  • DOI:10.4327/jsnfs1949.6.135
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:人體に於ける各種食品中のCaの利用を明にするために, 成人男子4名に対して, 小魚, 牛乳, 炭酸Ca及び野菜の投與實験を行つた。又, この際, Caの最低所要量をも推定しようとした。それ故, 豫め1日0.1g程度の低Ca食を10日間連續投與後, 小魚, 牛乳, 炭酸Ca及び野菜の4種のCa源をCaとして約0.2g宛階段的に増量添加した。その結果を要約すれば, 次の如くである。 1) 小魚, 牛乳, 炭酸Ca及び野菜の夫々のCaの平均吸収率は33.7%, 52.7%, 41.8%及び17.8%であつて, 牛乳のCaが最も良く, 野菜のCaが最も悪く, 炭酸Caは牛乳のCaに次いで良好であつた。特に, 野菜のCaの利用が悪かつた最大の原因の1つは, その中に蓚酸を多く含有するほうれん草が大量あつたためではなからうかと思われる。 2) Caの攝取量, 吸収量及び平衡の3點から觀察すると, Caの吸収量が0.135gてはその平衡はまだ僅かに (-) であるが, その量が0.168gになると (+) となつている。それ故, 日本人の正常な成人男子1人1日常りのCa最低所要量を約0.15gの吸収量と一應考えてもよいと思われる。これを, その攝取量の面から見る時, その値は (攝取Ca源の種類によつてCaの吸収量が異なるがために) 約0.3~0.79の範圍の攝取量と見做すことが出來る。 3) Pの代謝も併せて觀察したが, 特に, 炭酸Caを添加した時, 尿中Pの排泄の減少が一般に著明に見られた。
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