出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
摘要:食品のCa定量法として, A. O. A. C. の常法, 同微量法及び尿素法の3法につき, 食品並びに糞便を用い回収試驗を行つて比較檢討した結果, 3法の間に大きな差はないが, 尿素法が多少勝れた方法てある事を知つた。 次に尿素法の操作を簡易化し, 一時に多數の試料を取扱う場合に便ならしめるため, 本法に遠心方法を適用した變法を試み檢討した所, この變法も食品Caの定量方法として十分利用出來る事を確め得た。