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  • 标题:過疎地域青年のUターン行動の実証的研究
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  • 作者:小川 一夫 ; 深田 博己
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1976
  • 卷号:16
  • 期号:2
  • 页码:110-120
  • DOI:10.2130/jjesp.16.110
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    中国山地は過疎の先発地帯, 多発地常, 挙家離村の地帯として注目をあびてきたが, この数年, 青年たちの郷里へのUターン現象が目立つようになった。われわれは, 彼らの基本的生活態度が都市志向であるか, 村志向であるかを, 離村時と帰村時の2つの時期について調べ, その組合せから都市志向一貫型, 都市一村志向変容型, 村志向一貫型の基本的生活態度のパターンを構成し, Uターン青年の生活意識がパターン間でどのように異なるかを分析し検討した。生活意識の項目は, 離村時, 都会生活時, 帰村時, 帰村後の現在にかかわるもので, 例えば離村時の動機相談, 離村後の計画, 都市生活の満足感, 帰村の動機, 帰村の相談, すすめ, 都会と郷里の生活比較, 郷里生活の満足感など, 36項目を使用した。Uターン行動に関係する生活意識を明らかにすることに目的がおかれた。 対象地区は, 島根県飯石郡頓原町, 広島県山県郡筒賀村, 佐伯郡吉和村の3つの過疎地で, 19歳以上29歳以下のUターン青年72名について調査が進められた。なお比較群として183名の離村して現在都市に住む在都市青年, および105名の郷里でずっと生活する在村青年を用いた。 調査の結果から次のことが明らかになった。 1. 現在都市で生活する青年の村志向の態度が高まっており, 潜在的Uターン群の存在が十分示唆された。今後Uターンがなお増加するものと予想される。 2. Uターン青年には, 離村時と帰村時の基本的生活態度の志向性からみても, また離村から都市生活を経て帰村に至る過程に伴う彼らの生活意識からみても, 明らかにつぎの3つの類型が認められる。 (a) 都市一貫志向型のUターン青年-受動的・消極的Uターン行動をとる青年 (b) 都市一村変容志向型のUターン青年-都市生活失望・郷里再認識型の積極的Uターン行動をとる青年 (c) 村一貫志向型のUターン青年-自発的・積極的Uターン行動をとる青年 3. すべてのUターン青年は, 上記のUターンタイプの如何にかかわらず, 共通して帰村後の郷里生活への定着化の傾向を示している。 なお, この研究結果から示唆される2・3の実際的問題を, Uターン青年と村づくりの問題として提言の形で付記した。

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