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文章基本信息

  • 标题:集団問題解決に及ぼす集団構成の効果II 成員間相互作用における阻害要因の検討
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  • 作者:杉江 修治
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1979
  • 卷号:19
  • 期号:2
  • 页码:127-135
  • DOI:10.2130/jjesp.19.127
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    集団問題解決において, 問題解決能力の高い成員同士からなる集団では, 協同事態での問題解決過程でも, 互いに成員が競合する形での相互作用が多く生じ, 集団のパフォーマンスにネガティヴな効果がみられることが杉江 (1976) の研究で示された。本研究は, 比較的長い解決時間を要する課題を用い, さらに集団構成の条件も増すことにより, 上記の結果の一般性を検討したものである。 被験者は小学校5年生。解決に5分前後を要する組み合せパズルを課題とした。解決に先立ち, 個々の被験者に3水準の量の課題関連情報を与え, 非常に情報が多い者同士, 多い者同士, 多い者と少ない者という2人集団3条件を設定した。課題は成員間相互作用の必要性の多少により規定される, 易・難2水準のものを用いた。本実験に入る前に, それと同様の手続きで2回の問題解決を行なう。集団は協同事態である旨の明確な教示をうける。 結果及び考察は次のように要約される。 1) 問題解決過程での競合は, 高能力の成員同士の集団では, 他の集団構成の条件に比べて, より多く生じる。ただし, 長い解決時間を要する課題事態では, 短い時間を要する場合よりも, より高い能力の成員同士でなくては, 競合の生起は顕著ではない。 2) 課題領域での生産性は, 課題の解決時間が長くなり, 課題特性の面でも相互作用の必要性が増大するにつれ, 高能力成員同士の集団が他の条件よりもすぐれる傾向がみられる。この結果は, 課題領域では, 競合よりは他の, たとえば集団内の役割分化の適否のような阻害要因が, 他条件で強く作用したためと考えられた。ただし, 社会・情緒的領域での生産性では, 競合生起によると考えられるネガティヴな効果が, 高能力成員同士の集団でみられた。

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