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  • 标题:緊急事態における脱出成功確率の認知が脱出行動に及ぼす効果に関する実験的研究
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  • 作者:佐古 秀一 ; 三隅 二不二
  • 期刊名称:実験社会心理学研究
  • 印刷版ISSN:0387-7973
  • 电子版ISSN:1348-6276
  • 出版年度:1981
  • 卷号:21
  • 期号:2
  • 页码:141-148
  • DOI:10.2130/jjesp.21.141
  • 出版社:The Japanese Group Dynamics Association
  • 摘要:

    本研究は, 実験室的に構成された集合的緊急事態において, 被験者によって認知された脱出成功率が, 脱出行動に伴う混雑発生の程度や, 実際の脱出成功率に及ぼす効果を吟味したものである. 被験者は, 制限時間 (24秒) 以内に, 脱出しなければ, 電気ショックが与えられるという緊急事態に置かれた. しかも, 脱出口は1つしかなく, 1度に1人ずつしか脱出口を通過できない隘路状況が設定されていた. すなわち, 1人の被験者だけが, 3秒間脱出スイッチを押すと, その被験者は脱出できるが, 2~4人の被験者が, 同時に脱出スイッチを押すと, 混雑が発生し, 脱出口を通過できなくなる, という実験事態を構成した. 脱出成功確率の操作は, 試行前の教示によって行なった. 実験条件は, 脱出成功確率-大, 中, 小の3条件と, 脱出成功確率について操作を加えない統制条件であった. 4名の被験者 (男子大学生) を1つの実験集団とする, 40集団を用いた. 実験結果は, 次のとおりであった. (1) 脱出成功確率が大きいと教示された条件ほど, 被験者によって認知された脱出成功確率も大きくなり, かつ脱出行動に伴う混雑度が減少し, 脱出成功率が増加した. (2) 統制条件において被験者の認知した脱出成功確率は, 脱出成功確率-小の条件よりも大きく, 中の条件よりも小さかった. また, 統制条件における混雑度と脱出成功率の大きさは, 認知された脱出成功確率の大きさにほぼ対応し, 脱出成功確率-小の条件と, 中の条件の間であった.

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