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文章基本信息

  • 标题:十日町機業地域の形成過程
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  • 作者:土田 邦彦
  • 期刊名称:新地理
  • 印刷版ISSN:0559-8362
  • 电子版ISSN:1884-7072
  • 出版年度:1968
  • 卷号:16
  • 期号:4
  • 页码:1-18
  • DOI:10.5996/newgeo.16.4_1
  • 出版社:日本地理教育学会
  • 摘要:

    以上十日町機業の地域形成過程について概観したが, 要約すれば次のようになる。 (1) 十日町機業は, 問屋を中核とし, その周辺に製織部門の工場が密集し, それに附随して補助部門の工場, さらに家庭内職の零細な各工程が存在し, 十日町機業の最集積的生産地域を形成するとともに, 周辺地域から中魚沼全地域にわたる分散的な出機地域があり, 特色ある圏構造的な生産圏を形成している。 (2) 十日町機業は, 近世における縮布生産地域から, 明治以降, 織物需要構造の変化に伴って, 絹織物生産地域へと展開した。 (3) 十日町機業は生産形態の上から, 他の日本の歴史的機業地と同様, (1) 副業的手工業 (2) 問屋制家内工業, (3) マニュファクチャー, (4) 工場制工業を経て現在の地域形成を行なったものである。 (4) 十日町機業は生産形態の変化に応じて, 各特色ある地域構成を経て地域形成がなされた。 (1) 中魚沼全地域にわたって分散分布した副業的手工業地域。 (2) 近世中期より十日町の問屋を中核とし, これに隷属しながら, 中魚沼全地域に分布した問屋制家内工業地域。 (3) 明治初期より十日町を中心に集積したマニュファクチャーと中魚沼全地域にわたる出機をもって地域構成を行なったマニュファクチャー的生産地域。 (4) 大正以降十日町を中心に集積した工場制工業と出機地域を併行させた工場制工業地域。 (5) 十日町機業は十日町を核とする求心的な集積と, 遠心的な分散によって秩序ある地域集団が形成された。

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