自治体の歳出額を従属変数とし,人口や面積を説明変数とした回帰分析を, 3種類の方法により行う。トランスログ型の関数形によるパラメトリックな重回帰とその結果の応用についてはいくつかの先行研究があるが,本稿では同様の分析に加えて,回帰式の関数形を仮定しないノンパラメトリックな回帰手法も用いる。その結果,パラメトリックな回帰で現れない特徴が明らかになる。