近年、公共ホールの運営について、企画集団、裏方集団、舞台への参加など、様々な形の市民参加が見られる。ここでは、ホールの自主事業企画への参加を中心に、その形態を公と私の関係及び地域組織論の観点から分類し、その長所と課題について分析した。さらに、ホールへの参加が芸術そのものの振興、そして地域文化の向上にどのような役割を果たすのかについて論じた。