市民吹奏楽団という具体的な市民文化活動の実態を明らかにし、自治体等の活動支援のあり方を考察する。演奏機会、練習場、資金について、自治体等がどのように市民吹奏楽団を支援しており、それがどのような活動結果につながっているかを分析した。その結果、支援の性格によって活動の方向に違いがあることがわかった。共同体としての支援の枠組みだけでなく、新たな支援の枠組みが今後必要となるであろう。