1. 実験に当り試薬添加量のちがいにより失敗することは全く初歩的の誤りであり,この場合もバリウムがラフィノーズと結合して沈澱を生ずることを考えれば,実験書の記載の誤は当然気付くべきであつた。この経験により教えられる所が多かつた。2. 糖液などの脱色にイオン交換樹脂が有力であることを痛感した。 試料棉実粕を恵与された吉原製油株式会社の木本修一郎氏に対し,また実験につき援助を与えられた中村博氏に対し,深く感謝する。