「より正確な企業情報を,より効率的に把握することで,よりよい企業選択へのヒントを示す」ことを目的に,提供された3種のデータを組み合わせることで企業選択へのヒントを示した。具体的には,日経BP社雑誌記事データの頻出語から現在のトレンドを把握し,日刊工業新聞社新聞記事データに付けられた分野ごとの企業出現数を調べて企業をグルーピング,そして科学技術文献データの機関名から研究開発の強み分野を比較することで,企業の所属業界から強みの違いまでが容易にわかるシステムを作成する。今回は一般的な大学生像を設定し,システムの適用例および活用イメージを示した。さらに適用範囲の拡大がはかれることから,適切な利用により,よりよい企業選択に生かせるシステムであると結論づけた。