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  • 标题:食料系バイオマスから燃料エタノールを生産することへの危惧
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  • 作者:松野 隆一
  • 期刊名称:日本食品工学会誌
  • 印刷版ISSN:1345-7942
  • 电子版ISSN:1884-5924
  • 出版年度:2009
  • 卷号:10
  • 期号:1
  • 页码:31-35
  • DOI:10.11301/jsfe.10.31
  • 出版社:Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic
  • 摘要:

    食料価格の高騰が始まり,その原因の1つが食料系バイオマスからのバイオエタノールの生産であるといわれている.それを避けるべく,生産を森林などから新たな耕地を開墾するとすれば,もともと二酸化炭素排出削減を目指したことが,逆効果になりかねない.これらのことを,バイオエタノール生産を,既存の耕地で行う場合と,新たに開墾した耕地で行う場合について,既存のデータや統計的データなどを使って考察した.既存の耕地を使った場合,人の使用するガソリンは膨大な量であり,年間生産される全世界の穀類を全てエタノールに変換してもその量はガソリンに対して約43%,日本では5.5%にしかならず,食料価格に影響がでることが必至であることが示された.また,開墾した場合には,開墾時の大量の二酸化炭素排出により,排出削減効果は数10年から数100年のオーダーの後にしか現れないことが示唆された.

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