統合開発環境における開発者の操作履歴を扱う手法について調査を行った.主としてソフトウェア進化研究における引用を想定し,細粒度なソースコード変更の内容を扱うことができる手法を調査対象とした.本論文では,これらの手法を,基盤となる統合開発環境,操作履歴記録手法,操作履歴応用手法の3層のモデルで捉える.これらの手法の特性を整理した後,それぞれの記録手法,応用手法の概要を紹介する.