遺伝子組換えトウモロコシMIR162系統のリアルタイムPCRを用いた系統特異的定量分析法を開発した.本定量分析法用標準プラスミドを調製し,DNAのコピー数比から重量混合比へ換算するための係数である内標比を実験的に決定した.さらに,試験室間共同試験によるブラインド定量試験を実施し,分析法の性能を評価したところ,定量下限値は0.5%以下と見積もられ,偏差は25%未満,室間再現性は20%を下回る良好な結果が得られた.以上の結果から,本分析法が,実際の検査に適用可能であることが示された.