ろ過助剤の目的で使用される食品添加物「ポリビニルポリピロリドン」の水可溶物の試験は,しばしば結果の再現性が得られないことがある.本試験の操作のうち「還流冷却管を付け,かくはん機を用いてかき混ぜながら穏やかに煮沸する」方法について検討を行った.その結果,ホットスターラーではなく,油浴およびスターラーを用いて煮沸すると,分解を避け,再現性の良い結果を得られることが判明した.