異性化糖をアルカリ異性化した,希少糖を含むシロップである希少糖含有シロップの安全性を確認するために,ラットにおける単回投与毒性試験,細菌を用いた復帰突然変異試験,ほ乳類の培養細胞を用いた染色体異常試験,ヒトにおける緩下作用発現に対する最大無作用量試験を実施した.復帰突然変異試験および染色体異常試験において,希少糖含有シロップは陰性であった.ラットを用いた単回投与試験においては,希少糖含有シロップの投与(15,000 mg/kg)に関連した変化は認められず,希少糖含有シロップのLD50は15,000 mg/kgを超える量であると結論づけられた.ヒトにおける緩下作用発現に対する最大無作用量は,男女とも0.9 g/kg体重(固形分)であると考えられた.