ホウレンソウを複数時期栽培し,フラボノイドおよび親水性-酸素ラジカル吸収能(H-ORAC値)を測定した.その結果,総フラボノイド含量は,4/6∼5/19栽培(春栽培)より9/22∼11/14栽培(秋栽培)の方が多かった.フラボノイド組成としては,spinacetin配糖体やフラボングルクロニドの割合が増加した.H-ORAC値も総フラボノイド量の増加と同じく,4/6∼5/19栽培より9/22∼11/14栽培の方が高くなった.