国産ワインの品質向上には高品質な原料ブドウの確保が欠かせない。しかし,海外のワイン生産地とは気象条件も農業を取り巻く社会環境も大きく異なるため,日本にあったワインブドウ栽培の研究が必要である。高齢化しているブドウ農家の実情にも配慮したハヤシ―スマートシステムの開発は,日本のワインブドウにとって重要な取り組みと言えよう。