短時間蒸煮処理(100℃,10分)後,老化(再結晶化)させた高水分α化米を再度,短時間蒸煮処理(100℃,10分)した米で,総米10kgおよび90kgで清酒製造試験を行った結果,従来法と比較し酒造特性にほとんど差は認められなかった。このことにより,原料米の洗米・浸漬(吸水)・脱水(水切り)の操作が不要な高水分α化米の短時間蒸煮による日本酒製造は実用化が可能と考えられた。