金沢工業大学計算機センターでは昭和53年より,国内の天文学関係研究機関を対象として天体データの配布サービスを行っているが,その運用のために作成されたデータ管理システムについて述べる。設計の要件は,内容・形式の異なる多種類のデータファイルを確実に管理でき,かつ運用手順が簡便であるようなシステムの実現である。そのため,データの蓄積,管理,ドキュメンテーション,そして複写その他のファイル処理が統一的に行え,自動化された方式を目指した。