TOXLINE毒性文献ファイルは,8つの部分ファイルから成る混合ファイルである点で,JOIS-Iの他の文献ファイルとは異なった特徴を有し,これを有効に利用するには部分ファイルの特性を知ることが肝要である。そのための参考に資する目的で,無機化合物から農薬に至る12の化学物質の毒性関連文献の検索を部分ファイル毎に行い,適合率,全ヒット件数に対する部分ファイルヒット件数の比,記事重複率などを求めた。結果を基にTOXLINEファイルを利用する上での留意点を指摘した。