1973年5月および6月にJICSTで受注した複写物のうち,約3万件を対象に,分類項目別,産業分野別など各種観点から調査を行なった。分類別では電気・機械・金属関係に依頼が集中しており,産業分野でも同様な傾向が顕著であった。また文献の内容別については,新しい技術や製品などの解説的記事に対する依頼が相対的に高かった。原文に使用されている言語別にみた場合には,英・日・独・露・仏の順に多く,この5か国語で全体の約99%を占めたが,抄録数との比率でみると,露語に対する依頼率は小さかった。