4薬物(ペニシリン,セファロスポリン,β-プロッカー・ベンゾジアゼピン)の発表論文数あるいは特許出願件数の年度別変化が,成長曲線に適合するかどうかの検討を行なった。その結果,ペニシリンに関する全研究は,既にピークに達しており,一方,セファロスポリンの合成研究は最盛期,β-ブロッカーの臨床研究は上昇期にあり,ベンゾジアゼピンの特許出願については,衰退期にあることなどがわかった。また,特許出願件数が最大となった年の5~6年後には,合成に関する論文数がピークに達することが,これらの検討からもわかり,市販2次資料からライフサイクルの説明が可能であることを明らかにした。