住友グループ内8社によるJOISの共同利用について,専用回線端末導入後約1年を経過した時点での実態を紹介。JOIS導入のメリットは何か,グループ各社別,ファイル別利用状況とその分析を述べる。次にJOIS導入後の社内技術情報活動の変化として,検索依頼件数の推移および社内PR活動について述べ,さらにJOISの評価として70~80%が一応の満足を示していることを指摘。またコスト面からは検索時間の短縮,オフラインへの切替などより経済的な利用法を実現していることを紹介。最後に問題点としていかにしてグループ全体の利用率の向上をはかるか,またロッキード等,他のサービスとJOISの調整などが存在するが,いずれにしろ,JOISはグループ各社内で情報活動の大きな柱の1つに成長しつつあり,JOIS―IIへの期待も大きく,特に地方支所でのJOISサービスの充実を望むとしている。