標題のシソーラスを作法する際の,語の選定と語間の関係付けに関する方針,実際の作業および問題点について述べた。1973年に作成した暫定版を修正する形で作業を行なったが,化合物,合金などのディスクリプタは,新たに採用したインデクシング・ルールに従って根本的に選びなおし,その他の分野のディスクリプタについても,中心となる約5,000の基本的なディスクリプタを,約170の主題カテゴリー別に新しい観点から選んで,その下に,下位のディスクリプタを配属する方法を採用し,同義語による重複を除いて,必要な語を補い,ディスクリプタの総数をほとんど変えずに,質的に向上させることができた。