本報は,富士電機と富士通におけるSDIシステムの共同実用化に関して,前報以後の状況報告,とあわせてSDIシステムの評価方法について述べている。このシステムはFACOM 230-50を中央処理装置とし,処理サイクルは毎月2回,情報源はUSGRDRおよび選択された国際会議論文,出力情報は抄録レベル,利用者グループのプロファイル数は146である。本報では,特にSDIシステムを評価する際の有効なパラメータ各種について述べ,1)入力情報と提供情報の量的比率をあらわす提供比,2)検索精度,3)提供比/検索精度の時系列分布,4)利用者のシステムに対する参加度,5)SDIシステムのオペレーション・コストなどについて,具体的数値をあげて説明している。(図9,表1,参5)